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AIを入れて失敗する店に、
共通していること

公開: 2026年8月30日 / 最終更新: 2026年8月30日 / 合同会社LSP「AIの育て方」

うまくいかなかった話は表に出ないので、同じ失敗が何度も繰り返されます。 自分がやったものも含めて、型は4つでした。 そのうち一番こわいのは、止まっていてもエラーが出ないことです。私は3日間、動いていないことに気づきませんでした。

AI導入がうまくいかない店には、何が共通していますか?

4つです。①一番時間がかかっている仕事から始める ②一度にいくつも走らせる ③止まっても気づかない ④出したものを誰も見ないまま外に出す。

うまくいかなかった話は表に出ないので、同じ失敗が何度も繰り返されます。 自分がやったものも含めて並べます。どれも道具の問題ではなく、進め方の問題です。

① 一番時間がかかっている仕事から始めてしまう

そこが一番時間がかかっているのは、判断が複雑だからです。 渡すには前提を全部言葉にする必要があり、その作業だけで力尽きます。

気持ちは分かります。一番きついところを楽にしたい。でも順番としては、そこは最後です。

最初に選ぶのは、毎週かならず出てきて、出来ばえを自分で判定できる仕事です。 小さくていい。回数が多いほど直す機会が増えるので、早く自分用に育ちます。

② 一度にいくつも走らせる

作る速さに、置き場所を決める速さが追いつきません。 何をどこに作ったかも、何を任せていたかも分からなくなります。

これは自分がやりました。同時に三つ四つ走らせて、途中で全体像を見失いました。 AIは作るのが速いので、こちらが整理する速度のほうが先に限界を迎えます。

崩さないための3つ

  1. 一度に一つにする
  2. 置き場所を先に決める(作らせる前に、どこに置くかを言う)
  3. いま動いているものを書き出す場所を一つ持つ

3つ目が抜けると、動いているつもりのものが増えていきます。1枚のメモで足ります。

③ 止まっても気づかない

自動化したものは、止まってもエラーが出ません。 静かに止まって、静かに何日も経ちます。

自分の例を書きます。処理を同じ時間帯に並べすぎて、後ろのものが実行されないまま 3日間止まっていたことに気づきませんでした。 画面には何も出ません。エラーも来ません。動いているつもりのまま3日過ぎました。

ここが、人に任せるのとの一番の違いだと思います。 人なら「できませんでした」と言ってきます。仕組みは何も言いません。

対策は1つだけです。任せた仕事には必ず、動いていることを確かめる線を1本引く。 件数でも、最終更新の日時でも、何でもいい。見れば分かるものを決めて、毎日見ます。

④ 出したものを誰も見ないまま外に出す

お客様に届くもの・お金に関わるもの・外に公開されるものは、必ず自分が最後に目を通します。

これは慣れてきた頃に起きます。最初は全部読むんですが、うまくいく期間が続くと読まなくなる。 そのタイミングで、事実と違うことが混ざったものが出ていきます。

「AIが書いたので」は、受け取った側には関係のない話です。出した以上は自分の言葉になります。 ここだけは、効率の話にしないほうがいいです。

失敗を戻すには、何をやめますか?

増やすのをやめて、走らせているものを1つに絞ります。 そのうえで、その1つに確認の線を引きます。

うまくいっていないとき、人はたいてい「やり方が足りない」と考えて、もっと足そうとします。 でも実際に効くのは、減らすほうです。

1つに絞って、確認の線を引いて、1週間止まらずに回ったことを確かめる。 それができてから、次の1つを足す。この順番を守れば、崩れません。

失敗の型は分かる。自分がどれかは分かりにくい

ここに挙げた型は、読めば「そういうことか」と分かると思います。避けようと意識することもできます。

難しいのは、自分が今どの型に入っているかです。 失敗している最中の人は、たいてい自分を失敗だと思っていません。「まだ慣れていないだけ」「そのうち上手くなる」と感じています。私もそうでした。

外から見れば数分で分かることが、中にいると見えません。 ここは記事を何本読んでも埋まらない部分で、誰かに一度見てもらうのが早い種類の問題です。

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