AIを使い始めた人がほぼ全員ぶつかるのが、これです。 昨日あんなに説明したのに、今日開いたら何も覚えていない。また一から説明する。 これ、AIの性能の問題ではなくて、教える場所を間違えているだけなんですよ。
多くの人は、チャットの中で「うちはこういう店で」「お客さんはこういう人で」「その言い方はやめて」と教えます。 そのときはちゃんと直る。だから覚えたように見える。
でも次に新しいチャットを開くと、また同じことを説明することになる。 これを毎回やっていると、教えるより自分でやったほうが早いという結論になって、そこでAIをやめてしまいます。 もったいないんですが、非常によくある流れです。
やることは本当にこれだけです。特別なツールも要りません。メモ帳で十分です。
大事なのは、その1枚が「自分の外」にあることです。 AIの中に置こうとすると、見えないし、直せないし、サービスを変えたら消えます。 自分の手元にあれば、いつでも読み返せて、直せて、別のAIに乗り換えても同じものが使えます。
ひな形にすると、こういう形になります。
【私について】 ・◯◯(職種)をしています。◯年目です。 ・お客さんは主に◯◯な方です。 【お願いしたいこと】 ・◯◯について相談したり、文章を作ってもらいます。 【してほしくないこと】 ・断定しすぎない。根拠がないときは「わからない」と言う。 ・カタカナの専門用語を並べない。お客さんに伝わる言葉で。 ・大げさに褒めない。 【出し方】 ・長い前置きはいらない。結論から書く。 ・箇条書きより、話し言葉の文章で。
書いてみると分かりますが、難しいのは①②④ではなく③です。 「してほしくないこと」は、実際に使ってみて「これは違う」と思った瞬間に足していくものだからです。 最初から全部書こうとしなくていいです。3行くらいから始めて、ずれるたびに1行足す。それで育っていきます。
記憶機能は便利です。使わない理由はありません。 ただ、うまくいかなくなったときに「何が原因か分からない」状態になります。中身が見えないので。
自分で1枚持っていれば、ずれたときにどこを直せばいいかが分かります。 これが大きい。記憶機能は、その上に足すものと考えると安定します。
ここが、私たちが「使い方ではなく、直し方」と言っている理由です。
使い方——つまり便利なプロンプトの書き方は、調べればいくらでも出てきます。 でも自分の仕事に合わせて動かそうとすると、必ずどこかでずれます。そのときに どこを直せば直るのかが分かるかどうかで、AIが道具になるか、使わなくなるかが決まります。
これを何回か回すと、自分の仕事用の1枚ができあがります。 ここまで来ると、毎回の説明はなくなります。
私たちが扱っている範囲——秘書、接客の知識、文章、簡単な仕組みづくり——のどれも、 書いているのは日本語です。コードを書けるようになる話ではありません。
無料の「AIの育て方 入門編」で、自分専用のAI秘書を作るためのプロンプトを配っています。
申し込みの前に、手を動かして試せます。