「そうじゃなくて」「もっと短く」「だから箇条書きはやめてって」。 同じことを3回言っている自分に気づいたら、それは直し方が間違っています。 言い直しは、その会話が終わると全部消えるんですよ。だから明日また同じことを言うことになります。
言い直すと、その場では直ります。だから効いた気がする。 でも明日、新しいチャットを開くと、また同じことをします。 そこでまた言い直す。これを繰り返していると、そのうち自分で書いたほうが早いという結論になります。
直す場所は、指示ではなく前提のほうです。 会話の中で言ったことは会話と一緒に消えますが、毎回貼る1枚に書いたことは残ります。
ここは性能の問題ではありません。会話が終われば、その中でのやり取りは残らない。 それだけです。ずっと同じチャットを使い続ければ残りますが、今度は会話が長くなりすぎて別の問題が出ます。
右側は、出てきた文章を見れば守られたかどうかが分かります。左側は分かりません。
自分が判定できない指示は、AIも判定できないと思っておくと、だいたい合っています。
書き方のコツは、思いついたことを書こうとしないことです。 実際に返ってきて「これは嫌だ」と思った出力を、そのまま言葉にする。それだけで十分具体的になります。
よくあるのが、文章を書かせながら、同時に構成も考えさせて、しかも誤りもチェックさせるという頼み方です。 これは3つの仕事です。1つの返事で3つやらせると、どれも中途半端になります。
分けたほうが、結果的に速いです。書かせる。別の会話で見せる。それだけで質が変わります。
サインは分かりやすいです。指定した文体が急に戻る。外したはずの選択肢がまた出てくる。 このどちらかが出たら、粘らずに会話を新しくします。
切る前に「ここまでの前提と決まったことを10行でまとめて」と言わせて、その10行を次の会話に貼れば、 続きから始められます。全部の履歴は要りません。
これを何回か回すと、注意すること自体がなくなります。そこが仕上がりです。
どうしても守られない指定が1つだけ残ることがあります。 そのときは、その指定だけを別の工程にします。 書かせたあとで「この文章から、絵文字と感嘆符を全部取って」と別に頼む。これはほぼ確実に通ります。
全部を1回でやらせようとしないこと。これが、いちばん地味で、いちばん効きます。
言い方を変える、条件を分けて書く。ここまでは自分で試せます。実際それで直るものもあります。
問題は、何度言い直しても同じところがずれる場合です。これは指示の書き方ではなく、渡している材料が足りていないときに起きます。 ただし「どの材料が足りないか」は、その人の仕事を見ないと分かりません。同じ「見積書を作って」でも、何を見れば決まるのかは商売ごとに違うからです。
ここが、記事で配れない部分です。書けるのは材料が足りていないという事実までで、あなたの場合に何が足りないかは書けません。
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